トーチ学習会、徳永です。
愛媛県松山市で小学生・中学生・高校生の学習指導をいたします。

このブログでは、
トーチ学習会についてQ&A形式で書いています。

勉強に悩む生徒さん、保護者様、
ぜひご一読ください。


2020年1月18日土曜日

学校を中退したのですが

僕も大学中退です。

実は大学中退者が学習塾で教えるのは簡単ではなく、講師募集にはだいたい「大卒か大学に在籍している人」が条件となっています。ですから、それでも採用をしてくれた過去の在籍学習塾・予備校には感謝しています。
ですが、募集要項に怯んで応募しなかったら採用自体がなかったわけです。自分で動くことの大切さは身にしみています。もちろんトーチ学習会も自分が動いたからこそ存在しています

高校や私立中学を中退する際、前向きな気持ちで選択した生徒さんは少ないと思います。途方に暮れている方も多いです。

トーチ学習会では、積極性を取り戻していくことに主眼を置いています。その積極性は勉学に関するものだけではなく、社会の中でやっていくための積極性全般です。
ですから、いきなり75分1コマをまるまる授業に充てることが全てではなく、自分のやりたいこと、進みたい道をしっかりと見い出し、それを叶えるための方向性を自ら定め、それに沿って教師が適切な指導をする、ということになります。

トーチ学習会では保護者面談も行っています。生徒さんと保護者さまのメッセンジャー・仲介者となって、ご両者のギャップを埋めることも大切にしています。

ただ、一点だけ覚えてほしいことは、つらかったのはつらかっただろうし、心身ともに疲弊しているのはわかるのですが、だからといって怠けていいわけではないのです。人の数倍苦痛を感じやすいなら、負担は数分の1でいいと思うのです。ですが、ゼロにするのは怠慢です。自己評価を自分で下げるだけです。
失敗しても怒りません(たまに叱りますが)。できないことをバカにしたりしません。悩み・苦手はひとそれぞれですから、僕も新しい生徒さんにはゼロから接します。先入観で見たりしません

中退・不登校で悩んでいる生徒さん、保護者さま、一歩だけ進んでトーチ学習会のドアを叩いてみませんか。入塾金はありませんいつどんな理由でやめても構いません。当学習会で大学進学を希望した生徒で、大学に行けなかった生徒はひとりもいません。お話、聞かせてください。


トクナガ






2018年12月15日土曜日

トーチの数学はどんな感じですか?

久しぶりの更新になりました。

算数・数学は不思議な教科だと思います。
「論理で考える部分」と「丸暗記する部分」が混在しているように見えるからです。

『商品Aは10個買うと3個おまけがもらえる。では30個買うと何個おまけがもらえるか』
という問いに関して、
「3倍買ったから3倍(9個)もらえる」と答えることができるとして、
「20個多く買ったから20個多く(23個)なる」がなぜ誤りなのか説明できますか?
特に、等式の関係を既に学んだ生徒さんには、
『等式の両辺に同じ数を加減乗除しても等式は成立する』という原則が頭にあって、
上の問題も、乗法の関係でも加法の関係でも良いように見えるようなのです。

商品Aを10個買う、という買い物に3回行った、と考えれば、
ここでは明らかに乗法の関係で、僕たちは生活の中でこれを身に付けています。
これを『こんな場合は乗法の関係』と暗記してしまうと、
どんな場合がこのケースにあてはまるかを暗記しなくてはならない懸念も生じますし、
また、算数・数学と現実とが乖離したもの、という印象を強めてしまいます。

ところが、算数で習う「円周率」や「錐体の体積の公式」は、
きちんと説明することが小学生にとって良いかは疑わしいです。
ですので、この辺りは暗記してもらわなくてはならなくなります。
それに、純粋な四則演算ができない場合には考えたことを表現できなくなります。

ですので、トーチ学習会では一定程度の四則演算や、
ごく一部の暗記公式をマスターさせた後には、
計算問題はさほど多くはさせません。
ただし「論理で考える問題」のほうが本質的に難問です。
ですので分量が少なくても勉強そのものはきついものになります。

見るに、理系に優れた生徒さんほど意図的な暗記はやりません。
代数・幾何のさまざまな概念が身体に染み込んでいるように見えます。
ただ、これも行き過ぎると困ったことになりますので、
そうした場合は通常と逆、単純な演習で処理能力を高めることになります。

「生徒さんによって変わる」というのが回答になりますが、
論理の体得を最優先に置くことには変わりがありません。

できるだけ少ない計算で解答する、
そうした方針で授業を行っております。


トクナガ





2018年7月11日水曜日

自分は文系ですか、理系ですか?

こんにちは、かなり間隔が空いてしまいましたが、
トーチ学習会、しっかりやっております。

さて、最近考えることが多いのは文理選択についてです。
大学受験を目指す生徒が必ず考えることですが、
元来文系の僕自身が数3や物理を扱うようになってから、
幾分見え方が変わってきたので書いてみます。



1)現代文ができなければ理系。

最初の分岐はこの項目だと思います。
現代文の能力はおそらく幼少期に決まる部分が大きいです。
単に言葉足らずなのはいくらでも改善できますが、
本質的な理解力が足りない場合は理系にしたいところです。
現代文だけでなく、英語や古典でも苦労するようになります。


2)空間図形ができなければ文系。

計算はなんとでもなります。
本当に苦手なら小学校内容まで戻って全力でリトライです。
平面図形も高校になれば理論と計算で捉えますから、
多少苦手でも大丈夫ですが、
数2以上の空間は体験的に把握できないと大変難しいです。
うちでも3Dプリンタを導入したいですが…。


どっちも苦手…という場合は、理系が良いと思います。
空間図形ができなくても他で得点できますので。
両方できる、という場合は、
トーチ学習会で夢を叶えませんか。
東大や医学部、他にも高みを目指せます。
どうせやるなら楽しく徹底的に勉強しましょう。
お手伝いします。


トクナガ




2016年2月25日木曜日

教えるのは受験生だけですか?

こんにちは、徳永です。

勉強が必要なのは、中高生に限ったことではありませんよね。
高卒認定試験や就職試験、資格試験でも、
しっかりとした勉強が必要になります。

そうした大学生・社会人のご希望があれば、
トーチ学習会では喜んで指導いたします。
平日午前中から授業を行うことが可能です。

SPIや行政書士試験などでは、
高校1年生レベルの数学が必要になってきます。
教員採用試験でも、数学は必須ですよね。
n進法など、つかみにくいものもあります。
「どうしても数学をやりたいけれど、
かといってスクールで授業を取るほどでは…」という場合、
入会金無料で教材費もほとんどかからない、
トーチ学習会をご利用いただくのはいかがでしょうか。

また、独習で高卒認定試験に挑む方にも、
比較的、低価格で授業を提供できると思います。

独りで勉強に行き詰まっている方、
あれこれ僕と悩みながらやってみませんか。

松山市、愛媛県で一般教養系を手軽に鍛える、
そんな需要にもお応えできれば、と思っております。

よろしくお願いします。






トクナガタカシ







2015年11月19日木曜日

どんな先生が在籍していますか?

こんにちは、トーチ学習会徳永です。

トーチ学習会の教師は僕ひとりです。
多分これからも僕だけでやっていきます。

塾の規模が小さいという理由もありますが、
「人材の確保が難しい」というのが最大です。

昨今、ブラックバイトの例に塾講師が挙げられます。
授業そのもの以外の業務分の手当が出ないとか、
休みを取らせてもらえないとか、
大きな問題だと僕も認識しています。

ただ当塾の場合はその点でではなく、
教師の育成の難しさが採用を控える最大の理由です。

十年以上この仕事に僕は携わっていますが、
今でも学ぶことが山積していて減りません。
また教授方法にも試行錯誤しています。

簡単な仕事ではないのです。
長くやって見えることが多いのです。

ところが主業務は夕方から夜までの6時間内外で、
大黒柱の方を社員とするには業務が少なく、
またお子様の世話をする方には時間が遅すぎる面があります。

そこで学生に頼ることになるのですが、
学生は2、3年で辞めてしまうのが前提です。
短期間ではいい教師になりきれません。

こういう理由でトーチ学習会は、
他に教師を在籍させていません。

教師ひとりで完全な1対1指導を行うと、
当然1:2指導の半額しか収入は見込めません。
他の教師が稼いでくれる分もありません。
それを承知でトーチ学習会はこの方式を採っています。

すべては良い指導のためにです。

生徒さんには好きな時間が選びにくいという不便があります。
それを補って余りある指導を、
今後も心がけていきたいと思います。







2015年8月4日火曜日

先生は厳しいですか?

こんばんは、トーチ学習会徳永です。

生徒さんの数が増えており、
授業に注力しておりまして、
なかなかネット活動ができずにおります。


さて、トーチ学習会の教師…僕ひとりですが…は
厳しいか、と、
自問自答してみますが、
決して「怖いタイプ」ではないと思います。

でも、付き合いの長い生徒はたいがい、
叱られて泣かされた経験がありますので、
のんびりとばかりしているわけでもありません。

振り返ってみると、
トーチ学習会を開いてそろそろ4年目になるのですが、
「生徒都合の欠席」が一度もありません。

台風であったり、学校行事であったり、
僕の体調不良だったり(申し訳ありません)、
そうした休講はあっても、
生徒さんがお休みをすることがありません。

これがトーチ学習会に対する、
生徒さんからの評価だ、と思います。

カウンセラー資格は取得しましたし、
指導法そのものにも最善は尽くしていますが、
おそらく、それだけではない何かを、
認めてもらっているのだと思います。

単なる「受験テクニック指導塾」ではない、
勉強の意義と楽しさを生徒さんの胸に残せる、
そんな塾で在り続けたい、と思っています。





2015年1月14日水曜日

なぜ入試という制度があるんですか?

こんにちは、トーチ学習会の徳永です。
今日は根本的なことを考えてみたいと思います。

どうして高校や大学、
私立中学に入試があるのでしょうか。

答えは明快です。
「その学校の授業を理解できるかはかるため」
です。

自分自身の体験を例にあげます。

僕は大学でフランス語を専門にしました。
この仕事に就いた後に、機会があって、
東大のフランス語のテキストを手に入れました。

本当に驚きました。

僕が専門で2年掛けて学んだ内容が
東大では半年です
しかも専門ではなく、
一般教養の第二外国語として、でです。

万が一、僕が東大に潜り込めても、
このレベルでは落ちこぼれるのは確実です。
そうしたら僕は卒業できません。

東大の入試が難しいのは、
東大の授業が難しいからなんですね。
決して意地悪をしているわけではないのです。

愛媛には愛光中学・高等学校という難関校があります。
一般の生徒にはとんでもない難関なのですが、
進学実績に較べれば、入試難度は低めです。
「入りやすくて、難関大学には合格しやすい」
というので他県の生徒にも人気が高いです。

ですが、ちょっと考えて欲しいのです。

学校は魔法を使って生徒を伸ばすわけではありません。
つまり、愛光は『入った後がキツい』学校なのです
他県の同レベルの中高一貫校と比較しても、
全教科、進度が猛烈に速いです。
中3で英語は名門私大レベルの長文を読んでいます。
他地域の塾講師・家庭教師がびっくりする速さです。

他県から来て、寮生活を送る生徒は、
これを自分でやらなければなりません。
寮からは家庭教師や塾を原則利用できないので、
独力で知識を蓄えなければなりません。

今まで塾や保護者に頼りきりだった、
そんな子が遥かに高度な物を独習できますか?

辞めてしまう生徒さんは毎年必ず出てしまいます。

入試や進学実績は、
そういったことも如実に表わしているのです。

合格はゴールではありません
スタートです。
難関であればあるほど、
実績のある学校であればあるほど、
入学後の生活はとてもしんどいのです。
これは中高関係無いですし、私立公立も関係ありません。

進路を選ぶ際には、
みなさんに心して欲しいと思うことを書きました。